3. 自炊書籍の基本


自炊をはじめる



書籍を電子するためには、デジタル化するデバイスが必ず必要になります。(ドキュメント)スキャナ、カメラなどです。

最近のカメラは高性能であるため、書籍を見開き撮影するだけでも基本的な情報はデジタル化することができます。文字や絵の認識に困ることはないかもしれませんが、文字が歪んでいたり、紙面の明暗が一定でないことがあります。

この記事では、主に専門書のような何度も閲覧する書籍の電子化を想定しています。したがって、ドキュメントスキャナを利用して、できる限り綺麗にデジタル化する方法を紹介したいと思います。

”ドキュメントスキャナ”とは紙媒体の文章をデジタル化するための専用のスキャナです。家庭用のものは3万〜5万円程度の価格帯で販売されています。

それでは、実際に作業を実践してみます。大雑把に書籍の電子化は次の手順になります。

1. 本をバラバラにする(もちろん元に戻せません) ※必要なものは裁断機、はさみ、カッター
2. ドキュメントスキャナでデジタル化する ※必要なものはドキュメントスキャナとパソコン
3. 後処理を行う  ※必要なものはパソコンと処理アプリケーション


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1. 本をバラバラにする



実は、個人で行う「自炊」作業でもっとも大変な部分になります。この部分だけは大がかり設備がなければ自動化出来ないので、根気よく作業する必要があります。


他の書籍などで紹介されている作業は、裁断機を利用して行いますが、筆者は裁断機を所有していないので、カッターとはさみを利用して行う方法を紹介します。

大型の裁断機があれば、200ページ程度の本であれば一気に裁断できます。しかし仕事場と異なり、大型の裁断機を一般家庭に置くことは難しいかと思います。また、小型の裁断機では数十枚程度が限度ですので、あまり役に立ちません。

カッターナイフで書籍を真っ二つにします。


さらに同じ要領で4分割にします。はさみで切れる程度の厚さにします。


のりの部分から 1cm 程度の部分をはさみで切り取ります。


この様になりました。
書籍をバラバラにする作業はこれで終了です。


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2. ドキュメントスキャナでデジタル化する



書籍のデジタル化には必ずドキュメントスキャナが必要になります。

各社からさまざまな機種が発売されていますが、選択のポイントは

・スピード(両面同時スキャンは必須です)
・pdf編集などの付属ソフト
・重送検出機能(★この機能の性能がポイントです★)
・スキャンのために一度に重ねられる量
(30枚以上必須、一度に60pということですね)

です。

ここでの最重要ポイントはやはり「重送検出機能」です。自炊作業において最も重要な機能です。昔に比べると重送の確率は格段に下がっていますが、それでも数百枚をスキャンする必要があるため、どうしてもミスが発生してしまいます。著者が最新の機種に変えて一番驚いた点は、この検出能力でした。

数百ページの1ページでも抜けていたら、読破する気が失せてしまいますので、ページ抜けはなんとしても阻止したいですね。

愛用のドキュメントスキャナにセットします。


スキャンが始まるとページが追加されていきます。


筆者のミスで表紙スキャンを忘れていたため、pdf ファイルが2つ作成されてしまいました。


pdfファイルを結合するソフトウェアを利用して一つのファイルに結合します。ページ数は180ページ(300dpi)、データ量は104MBでした。
(画質とデータ量に関しては後述します)


最低限の「自炊」デジタル化作業はこれで終了です。多くの方はこの作業で終了ですが、アドバンスな方のために、次に最適化の紹介をします。

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